がん患者ととの付き合い方。家族がすべきこと

全てが大変でした。本人が1番辛いだろうけど、見ている方もかわいそうで辛かったです。
苦しんでいるのに何もしてやれない。食べ物を買ってきたり、体をさすってあげたりとそんなことしかできない自分さえ惨めに感じてきます。
状態が悪いと医師から言われ、本人に告げたくても一生懸命な姿を見ると言うにも言えず、どう接するべきか悩んだものです。

がんのセカンドオピニオンの結果見つかってしまったことを宿命だと感じます。
末期と言われて手の施しようがないとき、諦めるわけではないけど、最期の最期まで本人の思うままに過ごさせてやりたいと必死に思うようにしました。
これが今自分たちができる最善の方法だということ。何もできない自分が惨めとか思うのではなく、自分はできることはしっかりやっている、最期まで幸せに過ごせてくれればそれでいいのだと考えるようにしました。
自分達ではなく、他癌患者をかかえる家族も一緒なのだと責めることはやめました。

看病するのは簡単なことじゃないし、誰でもスムーズにはいきません。そんなときに一呼吸おいて、自分が今どうすべきなのか、どうしたら本人にとって幸せであるのかを考えるといいのではないかと思います。