看護師の義理の兄に振り回された経験

私の姑は7年前肺ガンで亡くなりました。亡くなる前の数年間、夫の兄夫婦は姑と絶縁状態にありましたが姑が肺ガンだということを知り数年間の溝を埋めるようにいろいろとサポートしてくれるようになりました。

兄夫婦は二人とも看護師で、特に兄は救急救命士の資格ももっている正看護師ということもあり、医学の知識は豊富だったため姑の主治医ともかなり細かい医学用語を用いて討論を繰り返すようになっていきました。

最初は姑のことを気遣ってくれていると思っていましたが、医師に自分の意見を突きつける兄のことを姑も疎ましく思うようになり、再び険悪な雰囲気になっていきました。

私たち夫婦は医学知識も乏しいため、インターネットなどで放射線治療や抗ガン剤のことなどを調べて、医師の治療法には納得できていましたが、兄はこの薬の方が良いなど口出しをするため、医師と姑の間もうまくいかなくなってしまう結果となりました。

挙げ句の果てには、兄が「この抗ガン剤が効かなかったもう次はない」といった抗ガン剤が効かず、母の希望を兄が打ち砕いてしまったことです。

結局姑は兄夫婦とは再度絶縁状態となり、そのまま亡くなってしまいました。

あのとき兄に連絡しなかったらと今でも後悔しています。