薬に関して医師による見解の違いがありました

72歳の父の話です。父は深部静脈血栓症という病気で、血液を固まりにくくする薬「ワーファリン」を4年ほど服用していました。定期的に血液検査をし薬の量はどんどん増えていきました。

深部静脈血栓症は血栓が肺に飛んでしまうと命に関わるので、ワーファリンはずっと飲み続けなくてはいけないとかかりつけの医師に言われていました。しかし薬が増えるにつれ、結膜下出血といって目が真っ赤になったり、ふらつきが出て車の運転ができなくなったり、いろいろな症状がありなんだか一気に老け込んだように思いました。

そんな時、父は仕事を退職し引っ越しをしたので病院も変わることになりました。転院した先では血液検査と血栓をエコーで確かめることを定期的にしていればワーファリンを飲む必要はないと言われました。

どちらの医師が言うことが正しいのかわからず、一度大学病院の血管外科を受診し相談してみたところ、教授でもあるその血管外科の専門医もワーファリンは飲まなくて良いという見解でした。

それに従い薬を止めたところ、父はどんどん体調が良くなり運転もできるようになりハツラツと生活をしています。

一生薬を飲み続けるような病気にかかった時には1つの医院に通い続けるのではなく、セカンドオピニオンとして他の医師に診てもらう必要があるとこの経験から思いました。